何かが変わってきている・・・

雑記
検査待ちの列

コロナ現象

いかがお過ごしでしょう?世界が相変わらずコロナのニュースばかりです。

実は私、テレビでのニュースを見るのをやめ、特にコロナニュースは最小限の情報だけをネットで読んでます。何を信じるべきかわからなくなってきました。

この月曜から、ここカナダで州によりけりですがワクチン未接種者への規制がまた一段と厳しく制限が加えられます。

その規制に対し人々の分断化が明らかになって居ます。

私的には、ワクチン未接種者は弱い立場のはず(重症化になりやすい為)ですが、ここカナダでは大分誤解されているようです。

現在カナダでは1月22日までのワクチン2回接種修了者は5歳以上で81.97%(全人口中:https://health-infobase.canada.ca/covid-19/vaccination-coverage/)で、初期の目標予定に達しています。

ですが、変異株の出現により毎回パニックになっている状態です。(日本も同様と思われます。)

今20%弱の未接種者が医療を逼迫させているというような報道が多く流れていますが、私はこの報道に疑問を感じます。

ワクチン未接種

私の住んでるケベック州では、ワクチン副作用の報道が殆どありません。

日本の様にワクチン接種後死者数などもってのほか、副作用についても見られません。

因みに、私の70代男性の友人はワクチン接種1~2週間後位で呼吸困難の為救命へ運ばれましたがワクチンとは関係なしと言われたそうです。

今や打つ事がヒーロー的存在となりえるかの様に報道されています。

”病院で迷惑をかけているのはワクチン未接種者!”を強調している報道がここ1~2週間絶えません。

「ワクチン未接種者、肺移植以外の治療無し」

「ワクチン未接種の妊婦、未熟児出産後呼吸器にて生きながらえる」

「ワクチン未接種者への雇用拒否」

去年末頃、在宅介護者のワクチン未接種に気づいた家族が派遣先の会社を訴えるなど・・・

ワクチン未接種者は、ウイルスを撒き散らす人・ウイルス変異株を作る人などの様な間違った扱いを受けています。何より医療の逼迫を巻き起こす原因は全て未接種者と言われています。

でも、よくよく考えればワクチン接種者による身勝手さは既に度を越えていました。

ワクチン接種者=自由人

「ワクチンを接種した方々は、フリーです!自由です!早く接種して自由を手に入れましょう!」

このように政府の方々が訴え、ワクチン接種が開始されました。

ここでの「自由」とは何でしょう?

もうこの時点で分断化が始まっていました。

接種後の人々は、勿論集団パーティーを初め、手指消毒をせず入店する人も増え、マスクの付け方も適当です(店内はまだマスク必須!)。2m間隔なんて”何の事?”状態。

ちゃんとマスクしてる人もいますが「自由」発言が発端となり、「俺は、接種しているのだから・・・別に手洗いなんかしなくてい良い!マスクなんていらない!俺は自由だ!」っと、言ってる方が多くなっていました。

私は、友達とよく”自分の身は自分で守るしかない!”と言ってましたが「自由」を一度手に入れた人達からは本当に自分たちで注意しながら公共の場に入るしかありませんでした。

自由から不自由へ

そして冬休み前の就業式の日、各小中学校から家族全員分の抗体検査キットを渡され各自冬休み期間中、家で検査をして陽性の場合検査センターで正式な検査をしてくださいとの指示がありました。

その後の結果が上の写真。クリスマスで実家に帰る・旅行へ行く予定者が一気にその簡易テストを行いマイナス12度(体感温度はマイナス20度近かった日)の最中、予想以上の待ち人に政府がストップをかけました。(返って病気になっちゃうでしょ!)

普通に考えれば、混雑するのはわかるはず。簡易テストキットは、一般市民にも無料で薬局を通し支給されましたが直ぐに底をつき待ち状態。

徐々に予定が崩れ、その後のオンライン予約があまりの多さに機能不全、症状のない人は簡易テスト陽性でも自宅待機で保健相からの連絡を待つ事になりますが・・・その連絡も直ぐには来ず。大体10日前後待っていたようです。その数、数千人待ち。

感染者は増加するばかり、把握は困難を極め不明状態であったと思われます。

その後感染者数は公表されず、入院者数・重傷者数・死者数の報道となりました。(これは良い事だと思います。もう既に感染者数を追えない状態なのと、オミクロンは他のコロナより4~5倍の感染率で増えるのはわかっていたので感染者数報告は必要ないと思われます。)

政府は、再び規制強化に移りました。クリスマス後より、薬局以外は日曜は閉店。各お店の人数制限。夜は22時から朝5時まで外出禁止。集まりも一緒に住んでる家族以外禁止となりました。それが、今月16日まで続きました。

そこで怒り爆発したのが、ワクチン接種者。自由から不自由への不満。

結局、新年は各自集まる事なく・・・表向きでした。

誰が悪いのか

誰も悪くはないはず、ですが立場の悪くなってきてる人達が弱者を叩く現象が起きています。そしてワクチン接種者のさらなる正当化。

お正月後、再びアジア人へのヘイトクライム騒動があったり保健相のお偉いさんが辞任したり・・・そしてたどり着いた矛先は、ワクチン未接種者へ向けられました。

ワクチン未接種者達の為に自由を奪われたかのように・・・、オミクロン株はワクチン未接種者により広められたかのように・・・、ワクチン未接種者の為に医療の逼迫が起きたと言われるようになっています。

でも、私の知りうる中でワクチン未接種者は外出せず、人との接触も避け全てのルールを守っている人が多いです。

お正月、本当なら一緒に住む家族以外との集まりを禁止されていましたが沢山の人は集まっていたのが事実です。その中にどのくらいの割合で未接種者が居たかはわかりませんが、未接種者の方が気を使っていたはずです。

私の知り合いで接種を2回済ませ、お正月に集まっていたようでした。その後、喉に異変を感じ簡易テストで感染者の一人になりましたが本来のすべきテスト予約ができぬまま10日過ぎに保健相の方より連絡が来て10日間自粛するよう言われましたが、既に10日後の電話でした。彼は、簡易テスト3日後に体調が改善し外出していたようです。その後、彼の子供が不調で38度台の発熱があったそうですが問い合わせても連絡ないまま数日が過ぎていたようです。幸い皆、無事回復に至っています。

果たしてワクチン未接種者が責任を負わなければならないのでしょうか?

ケベック州は、いずれワクチン未接種者には罰とし税金加算で徴収すると訴えました。ですが、パンデミックの中失業者が増え、家賃も払えない人が増え、物価も上がる一方の中そんな罰金制を課した事で分断化を進めるだけではないですか?

まだ発令はされていませんが、今日から沢山のお店でワクチンパスポートのない人が入店拒否をされます。

メインで1500㎡の建物の中はワクチン未接種者は入店禁止となります。小さいお店はOKです。

私の疑問は、大きい店の方がお客さんは入るかもしれませんが天井も高く空調設備・換気がしっかりしています。その逆で小さいお店は、空調設備されていないようなもの・・・ワクチン未接種者が重症化しやすいのだから・・・直ぐに小さいお店が冬でも換気がしっかりできるように設備を整えられるのでしょうか?因みに、16日からお店での人数制限も解除となっています。

また、全てのお店の職員全員がワクチン接種をしているわけでは無いのです。その中でも、ワクチン未接種者職員が居るのですが・・・彼らが働き続ける事は可能なのでしょうか?

自由とは、

もう、カナダでは100%接種率を目指しているのかもしれません。もはや拒否をする事で、差別が生まれています。政府は、それを促しているかのようです。

中国の友達が教えてくれましたが、彼らの中国の家族は「NO!」とは言えず中国政府の言われるまま国産ワクチンを打たれたようです。カナダも「NO!」と言えない国になるのでしょうか?

今、見る限り何処の先進国もワクチン未接種者を非難しています。そして、数多くの先進国は新しいワクチンを作り国産ワクチンができているハズです。(多くが従来型のワクチン)

せめて効果がmRNAワクチンより多少弱くても特殊冷蔵不要な従来のワクチンを使い、発展途上国のような電気のない場所でも使えるようなワクチンを広めるべきなのではないでしょうか?

初めて訪ねてきたカナダは私にとって色々な民族が共に尊重し合い助け合う国だと思っていました。今このパンデミックの中、自分達を正当化し弱者を苦しめる状況に進んでいます。これが本当の姿なのかと・・・そこで思い起こされるのが先住民族の戦い。

カナダの歴史は400年と言われていますが、それは先住民族の歴史を除かれての400年です。実はもっと歴史のある国なのです。

この国は、弱者を消す国なのか助ける国なのか今後を見守りたいと思います。

コメント

  1. よっしー より:

    「ワクチンパスポート」、日本でも耳にするけど、なんか耳障りな言葉に感じます。
    ウイルスにより、変な世の中になってしまうなんて、どこかで観たような映画のようだけど、せめて現在のウイルスとワクチンのイタチごっこだけでも改善されるといいな。
    ホント、自由とか人権とかなんなんでしょう。

    • アラゴ より:

      コメントありがとうございます。
      世の中の分断化が無くなっていく事を願います。
      昨日、ワクチンパスポートを失くしていく方向にすると発表がありました。
      これを機に、良い方向へ進めるよう願うばかりです。