何とも言えない・・・

友人

私は、カナダで日本人の友達より移民の友達が多くて今回の世界情勢に何とも言えない感情があります。

圧倒的に一般市民はウクライナ派が多いのですがロシア出身の友達は、ものすごく複雑そうです。ロシア出身とは言え家族がウクライナに住んでる人も多いのです。

ロシア出身の方の中には、プーチン大統領を支持してきた人もいます。彼らにとって今回のロシアの侵攻は、ショックなものでした。

ロシアの中にいる人でもプーチン大統領を支持している人はいます。殆どが年配の方達ですが。この方たちは、旧ソ連の崩壊により一文無しになった人達なのです。その時に彼らの生活を立て直してくれたのがプーチン大統領だと言っていました。

ロシア人に対するヘイトクライムは間違っています。

特にロシア国内にいる人々は、国外にいる人と比べて情報の伝わり方が違います。

ロシア人がプーチン大統領を選んだと言っている人がいると聞きましたが・・・果たしてそうなのでしょうか？

毎回、ロシアの選挙ではご存知の通り陰で何かが起きています。有力候補は、消えて行ってしまうのです。果たして、ロシア人が選んだ大統領と言えるのでしょうか？

此のヘイトクライムは、パンデミック初期のアジア人を思い起させます。

アジア人と言うだけで石を投げつけられたり、唾を吐かれたり・・・最悪な時は、残念な事に後ろから刺された留学生も居ました。彼は韓国人でしたが、他の大陸の人々はアジア人の見分けがつきません。

私達アジア人もヨーロッパ諸国出身の人々の区別が難しいと思われます。

そして未だに、コロナに対する憎しみはアジア人に向けられます。でも、それは正しい事ではないですよね。同じようにロシア人への接し方を考えなおして欲しいと願います。

故郷を離れて何十年になる方達もいます。

ロシアにしろ、中国・韓国・日本にしろ違う国で生活をしている人は、その土地で生きている仲間だと思っていただけないのでしょうか？

私のカナダでの親友でいつも一緒に遊んでもらっているのが引っ越しを手伝ってもらった、モルトバ共和国出身の友人たちです。

彼らは、もともとプーチン大統領に嫌悪感以上のものを持っていました。

なぜならモルドバ共和国はソ連崩壊後、ロシア侵攻により世界最悪の経済状態を担う国になったと常に聞かされていました。

その為に家族がバラバラになり外国へ出稼ぎに出て家族への仕送りをしなければならない仕組みになったと。私のモルドバ出身の友達の殆どが祖父母に育てられ両親から離れて暮らさなければならなかったようです。

それらの原因は、全てプーチン大統領による侵略そのものだったと話していました。

最近の話では、それを証明するかのようにクリミア半島はロシアの侵攻にあった後、発展を遂げる事が出来ていません。

ミンスク合意が2015年2月11日に調印された協定はウクライナの紛争停戦を意図しドイツ・フランスが仲介役となりウクライナ・ロシアが署名しています。（https://en.wikipedia.org/wiki/Minsk_agreements#Minsk_II）

この合意は、圧倒的にウクライナにとっては不利なものでした。それは全世界の人が分かっていた事ですが、ゼレンスキー大統領は行動で示してしまっているのです。

だからと言って、プーチン大統領の武力行使は許されないものですが確かに国際的協定を破ったのはウクライナの大統領が先でした。

プーチン大統領に敵は多いです。今までしてきた事に対し特に旧ソ連の国々が今こそプーチン大統領を倒したいと思う気持ちが大きい事が伺えます。

また、ロシアの若者の望む政権交代の絶好のチャンスがやって来たと思う気持ちもあるのでしょう。ロシアでは違法であるデモ抗議が止まりません。

・・・が、しかし国際協定違反をどのように考察すべきなのでしょうか？

このままで行けばプーチン大統領は核戦争に持ち込むしかなくなるのではないでしょうか・・・

全世界では、パンデミックの為のインフレ状態なのです。物価上昇がここカナダでも止まりません。

ワクチンで儲けている国はもちろんありますが・・・基本、日本も裕福な国とはもう言えない状態です。

戦争で儲ける国もありますが、今はやはり避けたい戦争。

ただでさえコロナで沢山の人々の命が奪われています。その上、この戦いにより再び人々の命を奪われる事があってはいけない。

”平和の祭典”パラリンピックは、この戦争により影を潜めるしかないようです。

平和の祭典も見直す時かもしれませんね。

毎日のニュースと友人関係の中で何も言えない自分が存在します。

皆さんの健康と平穏な日々が送れますようお祈り申し上げます。