納豆増殖法

納豆のお値段

海外では日本食は割高です。まぁ、輸入代金などもあるのでしょうが・・・

日本でなら３パック１００円の納豆は、カナダでは存在しません。１ドルを１００円とすると、大体３パックで４ドル～５ドル＝４００円～５００円です。まさに高級食材！

しかしながら、私のコレステロール値は納豆抜きではコントロールが難しく欠かす事ができません。でも、簡単に手が出せません。

そこで、私は一度納豆を購入したら大豆も一緒に購入し増殖させています。

本来なら納豆菌パウダーなどを購入すれば良いのでしょうが、それもまた海外への運賃など含めて面倒なうえ高値になります。日本にいる方には良い方法かもしれませんので購入先を紹介しておきます。

納豆の素の購入　（https://nattomoto.co.jp/?mode=srh&cid=&keyword=）

私の方法はズボラなのですが、簡単なので是非お試しください。

下準備

使う調理器具は熱湯で消毒しておいてください。（消毒は乾燥大豆を戻してからで十分です。）

私はいつも平べったい容器を使います。

乾燥大豆は軽く洗っておいてください。

食べたい分だけ洗って沢山の水（私は大豆に対して約３倍の水）につけておいてください。私は、そこから２４時間くらい放置しておきます。

お好きな硬さへ

２４時間立ち十分に大豆が大豆らしい形になったら鍋でお好きな硬さになるまで煮込んでください。

圧力鍋のある方は、どうぞお使用ください。早いし、ふっくらお豆さんになってくれることでしょう。

圧力鍋がない方は私のように地道に自分の好みの硬さまで煮込んでください。煮込み時間５時間から８時間くらい、大豆の種類などによっても違うようなので其の都度ご確認ください。

煮ているうちに大豆の皮が浮いてくるので取り除いてください。

納豆菌は４０℃前後がお好み

私の場合、温度計は使いません。確実性を問う方は、お使いください。

消毒済みの器に穴あきしゃもじでしっかり水気を切った大豆を移動させます。その間に温度は落ちていきます。一気に笊などで移す方は、温度を下げる為に納豆菌を増殖させるのは少し待った方が良いと思われます。

まだ温かさが残る大豆に市販の納豆を小匙一杯ほど混ぜ込みます。

程よく混ぜたら、冷めないうちにラップでカバーします。納豆菌が呼吸できるよう爪楊枝で穴を何か所か開けてください。

納豆菌の増殖の為の１２時間から２４時間

納豆菌の増殖期間中、先ほど書いた通り好みの温度を保つのが大切です。４０度前後！

私の住んでいるカナダでは、IHストーブがオーブンと一緒になって各家庭で使われています。日本在住の方は、お風呂場・冬なら炬燵の中などがよろしいようですが今や保冷袋などを利用する方など色々な工夫をされていますね。タカノフーズさんのサイトにも作り方が紹介されています。ご覧ください。

このオーブンの中の電気を点けて閉めて置けば中が４０℃前後保たれます。そこへ準備した大豆を入れて置きます。

１２時間くらい経過したら一度オーブンから出します。もしこの時点で既に納豆の臭いや白い粉が表面に広がっていれば、上手く増殖できています。夏などは、１２時間で十分でした。冬の期間は、もう少しかかるかもしれません。綺麗なスプーンで混ぜてみてください。全体に粘り気が出てたら出来上がりです。

一週間待ちます！

納豆菌が全体に行き渡ったら、冷蔵庫の中で１週間熟成の為放置しておきます。

そうする事により旨味が全体に行き渡ります。（個人的感想ですが・・・）

その後小分けにして、すぐ食べる分と暫く冷凍庫で休む分とに分けます。

海外に居るからこそ！

歳と共に年々日本食が恋しくなる一方です。海外に居る事で何とか自分で日本の食材を作れないかと試行錯誤しながら自分に合った方法を見つけ出しています。

日本に居れば納豆を作ろうとは思わなかったと思います。海外に居て簡単に手に入るものではない事に気づかされ何とかやっています。

日本に居ても是非チャレンジして頂きたい納豆作り！お試しあれ！